NX-SFP-10G-LR と Cisco SFP-10G-LR の違い — 共通仕様と装着互換

2026.09.23|選定ガイド|潤徳商事株式会社

NX-SFP-10G-LR を探していると、Cisco Nexus向けの型番なのか、Ciscoの SFP-10G-LR と共通で使えるのか、判断に迷うことがあります。最初に型番を整理しましょう。NX-SFP-10G-LRはNet One Systemsの「ユニバーサルSFP」カタログに掲載された製品型番です。「NX」をCisco Nexusの純正型番と読み替えることはできません。

Net One NX-SFP-10G-LRとCisco SFP-10G-LRの型番と光学仕様、装着互換の確認点を比較した図
図:10G-LRという共通点と、機器への装着確認が必要な部分

カタログで確認できる共通点

Net One Systemsの公開カタログには、NX-SFP-10G-LRが10G-LR、SFP+、SMF 2芯、最大10km、LC Duplexと記載されています。Ciscoの公式データシートには、SFP-10G-LRが10GBASE-LR、1310nm、標準シングルモードファイバ、最大10kmと記載されています。比較対象は同じ10G-LRクラスの長距離光リンクですが、公開資料にない項目は断定しません。

確認項目Net One NX-SFP-10G-LRCisco SFP-10G-LR
メーカーの掲載Net One SystemsCisco
規格・形状10G-LR / SFP+10GBASE-LR / SFP+
ファイバ・最大距離SMF 2芯 / 10kmSMF / 10km
波長当該公開カタログに数値記載なし。個別仕様で確認1310nm
コネクタLC Duplex装着するモジュールの仕様で確認

出典はNet One Systems「ユニバーサルSFP」カタログCisco「10GBASE SFP+ モジュール」データシートです。Net One製品の送受信光パワーや波長など、このカタログにない値は対象品の個別仕様書で確認してください。

「共通で使える?」には二つの意味がある

  • 異なるメーカーの機器を光ファイバでつなぐ場合 — 両端それぞれの機器で承認されたモジュールを使用し、波長、ファイバ、送受信光の条件、距離と経路損失が合っているかを照合します。カタログ上の規格が同じだけでは実際のリンク成立を保証できません。
  • モジュールを別の機器へ差し替える場合 — 光の仕様とは別に、装着先の機器がその型番や識別情報を認識するか、ポートやソフトウェアが対応しているかを確認します。「10G-LRだからそのまま挿せる」とは判断しないでください。

交換・接続の前に確認する情報

  • 既設のNX-SFP-10G-LRを交換する場合 — 装着先のメーカー・機種、OSバージョン、ポート番号、現物の型番を控え、候補品の機器適合を確認します。
  • Cisco機のSFP-10G-LRを交換する場合 — 対象機種とOS、ポート、光学仕様を確認します。LR / LR-S / LR-Xの違いも選定の参考になります。
  • 異なるメーカーの機器を対向接続する場合 — 両端にそれぞれ適合するモジュールを選び、配線と光損失を確認します。距離が長い場合はリンクバジェットの計算方法も参照してください。

Cisco機向けの代替をお探しの場合は、VRENの10GBASE-LR製品仕様をご覧のうえ、互換性確認窓口に機器名とOSバージョンをお知らせください。Net One機器への装着対応を、Cisco向け製品の仕様だけで確約するものではありません。

本記事は公開カタログとデータシートに基づく型番・仕様の整理です。機器への装着可否と実際の通信は対象機器の対応情報と実機検証でご確認ください。社名・製品名は各社の商標です。