ネットワーク機器の更新案件では、まだ十分に動く機器がまとめて外れます。一方で「中古の光モジュールは信頼できるのか」という疑問から、選択肢に入れられないことも少なくありません。本稿では信頼性の観点から中古品をどう評価すべきかを整理します。あわせて、弊社が古物商許可を取得し、中古ネットワーク機器・光通信機器の売買を開始したことをご案内します。
電子機器の故障率は、時間に対して一定ではありません。信頼性工学ではバスタブ曲線として知られる形をとります。
ここから導かれる見方が本稿の要点です。すでに一定期間問題なく動いていた中古品は、最も故障しやすい初期故障期をすでに通過している — 新品にはこの山がまだ残っています。もちろん摩耗故障期に近い個体は別ですが、光モジュールの寿命の長さを考えると、数年の稼働歴は摩耗故障期には遠く及びません。
上の理屈が成り立つのは、その個体が実際にどう使われてきたかが分かる場合に限られます。素性の分からない中古品は評価のしようがありません。確認すべきは次の4点です。
最も確実な判断材料です。送信光出力と受信光レベルが規格範囲に収まっているか、温度や送信電流に異常がないかを実機で読み取ります。特に送信光出力が規格下限に近づいている個体は、レーザーの劣化が進んでいる可能性があります。DDMの読み方は「DDM活用入門」をご覧ください。
同じ「3年使用」でも、空調の効いたデータセンターと屋外筐体では劣化の度合いが違います。撤去元の設置環境が分かるかどうかは、大きな判断材料になります。
中古品には前の機器に合わせたベンダーコーディングが書き込まれたままです。Cisco機から外したモジュールをJuniper機に挿しても認識されません。中古を検討する際は、自社の機種と一致するかを必ず確認してください。コーディングの考え方は互換性確認のページで解説しています。
光コネクタ端面の汚れや傷、ケージ部の変形、ラベルの欠損などを確認します。端面の汚れは清掃で回復することも多い一方、ラベルが剥がされている個体は素性が追えないため、慎重に扱うべきです。
弊社は古物商許可(福岡県公安委員会 第901082610057号)を取得し、中古ネットワーク機器・光通信機器の売買を開始しました。設備更新やリプレースで発生した撤去品について、買取のご相談を承っています。
お問い合わせの際は、次の情報をお知らせいただけますとスムーズです。
型番と数量の一覧だけでも構いません。写真をお送りいただければ、状態の判断がより正確になります。
新品の光トランシーバはVELRA 製品ラインナップ(10G〜100G・全数検査・5年保証・先行交換)をご覧ください。中古機器の買取・販売についてのご相談もあわせて承ります。