10Gから25Gへ:サーバ接続アップグレードの実践ガイド

2026.05.15|選定ガイド|潤徳商事株式会社

仮想化集約率の向上とストレージのフラッシュ化により、サーバあたりの帯域需要は10Gでは窮屈になりつつあります。SFP28(25G)はSFP+と同一サイズ・同等の消費電力クラスで2.5倍の帯域を提供し、サーバ接続アップグレードの本命となっています。

既設のマルチモード配線は使えるか

答えは「多くの場合イエス」です。25GBASE-SRはOM3で70m、OM4で100mをサポートします。ラック〜ToR間の配線距離は通常数十m以内のため、OM3/OM4の既設配線はそのまま流用可能なケースがほとんどです。LCコネクタも共通です。

一斉更改は不要 — マルチレートで段階移行

スイッチを25G対応に更新しても、全サーバを同時に25G化する必要はありません。SFP28ポートの多くは10Gへの下位互換があり、さらに10G/25Gマルチレート対応モジュールを使えば、サーバ側の更新ペースに合わせて1台ずつ移行できます。

移行ステップの例

  • Step 1 — ToRスイッチを25G/100G対応機に更新(アップリンクは40G/100Gへ)
  • Step 2 — 既設10GサーバはマルチレートSRモジュールで接続を維持
  • Step 3 — サーバリプレース時に25G NICを採用し、モジュールはそのまま25Gで動作

コスト感

互換モジュールを活用した場合、25G SR一式(両端)の部材コストは純正品構成の数分の一に抑えられます。配線流用が可能なら、移行コストの大半はスイッチ本体に集約されます。

VELRAでは25G SR/LR/CSRに加え、10G/25GマルチレートSRモジュールをラインナップしています。移行計画の段階からお気軽にご相談ください。

本記事は一般的な技術情報の提供を目的としており、特定の構成での動作を保証するものではありません。導入の際は実環境での検証をお勧めします。